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友人との語り合い:日本について

昨夜、日本の大学時代から親しくしているその友人とニュージャージー州のフォート・リーにある韓国料理屋で夕食を済ませたあと、その友人宅にお邪魔しました。互いに幼い頃から高校生卒業までニューヨークで育ち大学で日本に戻った帰国子女です。大学卒業後は互いに日本で就職し、数年の東京での勤務後、ニューヨークに戻ってきました。昨日はそんな友人と深夜まで日本の良いところ・悪いところについて語り合い、色々と新たな発見をしました。そして、日本の良いところは四季、温泉、料理、などにあり、悪いところは人、とくに東京にいる人たち、にあるというところにたどり着きました。





ニューヨークに住んでいると日本の四季の豊かさが懐かしくなります。立って浴びるシャワーしかない生活が続くと、体の芯まで温まる温泉が恋しくなります。マクドナルドやピザ屋より、大戸屋や地元の定食屋の方が体に合っていることを痛感します。しかし、考えてみるとこれらはすべて「外的要因」です。人の価値観や文化など社会の根本を成しているものではありません。

それに対して、日本の悪いところは日本人一般、とくに東京に住む人たちの行動習慣や価値観などの「内的要因」にあることに気付きました。例えば、シルバーシートや女性専用車両の存在そのものが疑問です。老人や妊婦、身体に障害を抱えた人が乗車し、他に空いている席がなければ自分の席を譲るのは当然の行為ではないでしょうか?しかし、東京の多くの人たちは寝たふりや見えないふりをします。ニューヨークは個人主義の色濃い都会ですが、老人や妊婦、身体障害者が乗車すれば大抵のニューヨーカーは即座に席を譲ります。いかにも不親切そうな面構えをした男でも、買物袋をぶら下げて友人と騒がしくペチャクチャと話している女でも、自分より席を必要としている人を目にすれば瞬時に席を譲ります。

女性専用車両も同様です。満員電車での男性による女性への痴漢行為防止、そして女性がそのような被害への心配なく快適に電車を利用できるようにと導入された制度ですが、そもそも痴漢行為というものがなければいらない制度です。なぜそのような公共の場で痴漢行為に及ぶのか?それは、やはり東京で生活する人たちの心にゆがみが生じているからでしょう。ニューヨークでは強姦などの犯罪ニュースはよく耳にしますが、通勤中の満員電車の中での痴漢行為などというのはめったに耳にしません。





そして、取り上げられずにいられないのが日本の労働環境です。残業体質、仕事上での付き合い、ドレスコード、出社時間尊守への厳しさ、昼食時間の統一制、ある意味すべてが「ルール化」されてしまっています。「自分の仕事は終わっているのに、なぜ上司の残業に付き合わなければいけないのか?」、「仕事後、プライベートを満喫したいのになぜ飲み会などに付き合わないといけないのか?」、「お客やクライアントと会うこともないのに、なぜネクタイを締めてジャケットまで着ないといけないのか?」、「毎日仕事はきちんとこなすのに、なぜ毎朝決まった時間に出社しないといけないのか?」、「なぜ、店が一番込み合う12時~1時の間にどこの社員もあえて昼時間を取るのか?」おそらく、「ルール化」しないと、きちんとしない社員がいるからではないだろうか。しかし、それこそが心のゆがみであり、その実質的な問題を解決せずに、ルールや決まりごとといった形式的な解決策だけを導入しても一向に現状は改善しないのではないだろうか。それとも、「ルール」といった基準がないと、自分たちで判断して行動することのできない人たちが多いのだろうか。

日本は素晴らしい国であることには間違いありません。それは、多くの中国人や韓国人は母国を捨ててアメリカに永住するのに対し、日本人の多くはやがては日本に帰国することにも表れています。四季、料理、温泉など、素晴らしい自然に恵まれた国であるにもかかわらず、一番肝心な「人」という面で劣りがあることが残念で仕方ありません。日本人の「内面」が上向きになれば、日本はこれからもっと素晴らしい国になることでしょう。



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2007年04月02日 Opinion トラックバック:1 コメント:2

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